肩こりや頭痛などがありがレントゲンを撮影して首の骨が真っすぐに並んでいるとストレートネックが原因となり、筋肉に負担が掛かることによって起きていますと言われることがほとんどだと思います。
なぜ、このように言われるのかというと首の骨は7つで構成されていて縦に並んでいます。生理的に軽く前弯をしています。前弯でイメージが付きにくい時は、弓なりと言ったら想像できるでしょうか。この形が骨格の標準になります。ここから日常の生活習慣などによって、骨の構成が真っすぐになってしまうとストレートネックと呼ばれます。
ストレートネックは絶対悪ということではないこと理解しておくことが一番大切になってきます。これは何をいいたいのかというとたとえストレートネックだとしても辛いと感じる症状がなければそこまで気にする必要はないということ。もうひとつは、ストレートネックは物理的な視点で見ると首周囲の筋肉に負担が掛かりやすいということ。さらに同一の姿勢を保持する時間が長くなった時という条件が必要になると考えられると思います。
実際同じ姿勢でずっといることは稀はです。確かに仕事や趣味などPCやスマホを使用している時の姿勢が影響すると言われています。これも一部の人には何かしらの症状が出てきてレントゲンを撮影した結果ストレートネックがあると分かったとしても、症状のない人はレントゲンを撮影する機会もなくその真相を知る由もありません。
これと似たようなことが腰椎椎間板ヘルニアでも起きています。画像上で腰椎椎間板ヘルニアがあったとしても症状がある人ない人がいます。
このようなことから構造的問題と症状が必ずしも一致するとはいえません。この事実を理解した上で一般的に知られているストレートネックから来ていると言われている症状の改善方法を行っていくとより症状の改善につながっていくと考えています。
もし、紹介されている方法で症状に変化が出なかった時に行き詰ってしまいますがそのような時も前向きに取り組むことができるのではないでしょうか。