サルコペニアを防ごう

ここ数回は、筋肉について紹介をしてきました。前回は筋肉の役割の解説をしていかに筋肉を維持していくことが大切なことなのか伝わったでしょうか。

筋肉を維持していくためには、筋肉を動かしていないとドンドン衰えてしまいます。何度もお伝えてしていますが、30代以降は自然と筋肉量は減少していきます。単純に現状維持をするだけでもそれ相応の運動を継続していかなければなりません。年齢が高くなるほど運動を続けるべきといえます。生活をする上で必要な筋肉が足りないような状態をサルコペニアといいます。

サルコペニアは、2016年に10月に国際疾病分類に登録をされた疾患になります。主に加齢によって全身の筋肉量の減少、それに伴う筋力低下、身体能力の低下を指します。この他にもサルコペニアになる原因はあります。

サルコペニアの原因

□加齢

□低活動

□低栄養

□疾患

□医原性

に分けることができます。

サルコペニアの原因をみた時に上から3つ目までなら予防や改善は可能なことだと考えられます。基本的には体を動かす・食事で栄養をしっかりと摂るこのふたつを習慣化していく。始めるタイミングは早ければ早いほどいい結果につながりやすいです。

運動も食事もこだわり始めたら終わりはありません。そうると目標が高くなりすぎて続かなくなってしまうので、ある程度の目安はあったほうが取り組みやすいと思います。参考にするのはサルコペニアの診断の指標があり、特別な検査器機も必要ないので自分でも確認できます。

□ふくらはぎの一番太い場所を測る 男性34㎝未満・女性33㎝未満だとサルコペニアの疑い

□筋力低下は握力で測定する 男性28㎏未満・女性18㎏未満で筋力が落ちていると判断する

□身体機能の低下 「5回椅子立ち上がりテスト」椅子に座っている状態から立ち上がるから座る動作を5回繰り返す終わるまでに12秒以上かかると身体機能が落ちている可能性がある

これらを確認して日常生活に不便が出ていないか。トータルで考えましょう。

 

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