体には調子の良い時も悪い時もあります。言われなくても分かる内容ですが、いざ、調子が悪くなるとずっと調子が悪かったような錯覚を起こす人は実は少なくありません。よくある例で昨日まで一言も痛いとも言わないし、痛そうな素ぶりもなかった人がたまたまケガをして治りが悪く長引いてしまった時に昔からずっと痛いと言い出したりします。このような感じで自分のことはよく知っているようで知らないこともあります。
今回は冬の先取りで冷え性について考えていきます。
少しでも早く準備をすることで今年の冬を乗り切りましょう。
ここで冒頭の話が役立ちます。体の調子をみる基準のひとつに体温があります。
自分の平熱を把握していますか。意外と知らない人が多いのではないでしょうか。冷え性の対策をするために知っておいたほうがいいです。
健康で理想的な体温の目安は36.5〜37.0といわれています。個人差があるのでこの体温に該当していなくても冷えを感じていないのであれば問題はほとんどないといえます。
体に冷えを感じているとそれだけで嫌な感覚になると思いますが、体にとっても不都合な症状が出たりもします。
具体例
□頭痛
□不眠
□便秘
□下痢
□頻尿
□膀胱炎
□めまい
□耳鳴り
□肩こり
□食欲不振
□手足の冷え
などがあります。
病気を除くと冷え症をタイプに分けると
□自律神経タイプ 自律神経は体温調節の役割もあるので、乱れてしまうと機能が正常に働かなくなり冷えにつながってしまう。
□体力不足タイプ 主に筋力の減少が関わっていることがあげられます。そうすると基礎代謝が低下してしまうのでエネルギーを生み出す力が弱まるので冷えやすくなる。
□食生活タイプ 食べ方によっては栄養不足や消化不良をおこします。それが内臓を冷やすきっかけになったり、胃腸の働きを低下させたりと冷えにつながりやすくなります。
□ホルモンバランスタイプ 女性に多くみられ月経や更年期などが関与して冷えやすい人がいます。
次回は冷え性対策を紹介します。