ここ数日で夏から一気に秋へ気温が変化してきて過ごしやすくなってきたのではないでしょうか。もう10月が目前なのでむしろ遅いくらいですが。涼しくなってきているのでマラソンを趣味にしている人たちは練習もやりすくなっていると思います。そして大会も始まる時期に突入するので参加に向けて体に痛みを抱えないことが大切になります。しかし、練習を積んでいると痛めてしまう場合もあります。特にランナーに多いケガからランナー膝と呼ばれる症状があります。正式には腸脛靭帯炎といいます。
これは膝の外側に痛みが出ると一般的に認識されていますが、正確には膝のお皿の上で太ももの外側になります。なぜ、この症状が出現してしまうのか。ランニングすることで膝の曲げ伸ばしをする際に腸脛靭帯が骨と擦れてしまい炎症を起こして痛みになります。これがオーバーユースといわれるものです。
腸脛靭帯が擦れてしまう要因
□休養不足
□シューズの問題
□硬い路面の走り過ぎ
□ランニングフォーム
□ウォーミングアップ不足
□関節のアライメント不足
などが考えられます。
たとえば、普段の練習から症状が良くなったり悪くなったりを繰り返している場合は上記の項目をひとつひとつ精査していき出来ている内容と出来ていない内容に分けて対策を立て問題解決をしていき患部の回復につとめていきます。
要因にもすぐに対応できること時間を要することがあります。特にランニングフォームによってオーバーユースを起こしてしまった時は痛みが一時的に治まったとしてもここが終わりではなく、痛みが再び出てこないようにランニングフォームに手を加えていかなければなりません。
一例になりますが腸脛靭帯炎になりやすいフォームとして足が地面に着地する時に上半身の真下ではなく、上半身よりも前に足を着地させてしまうクセがある可能性が高くなります。上半身の前で足を着地させてしまうと走っている勢いを足で受け止める形になり衝撃の繰り返しで痛めてしまっている可能性が高いのでここは確認しておきましょう。