関東地方は梅雨明けをしていませんが、連日蒸し暑い日が続いています。この時期は特に熱中症に対しての注意喚起が目に入ってきます。
では、熱中症って何と聞かれた時にスムーズに話せるかというと何となく分かっているし「水分を摂ればいいでしょ」と決して間違えていないけれど改めて考えるとよく分かっていないかもとなる人は少なくないので、もう一度整理してみましょう。
熱中症は高温多湿の場所に長時間いると体温の調節機能がうまく働かなくなって、体内に熱がこもってしまい体調がおかしくなってしまいます。
どうしても、熱中症は屋外で起きやすいと思われがちですが実際は屋内でも起きるので場所ではなく、環境で起きるものと認識しておくといいのではないでしょうか。
熱中症が起こりやすい環境とは
□風が弱い
□気温が高い
□湿度が高い
□日差しが強い
□照り返しが強い
□熱いものがそばにある
などが挙げられます。この内容を見ても屋外でも屋内でも両方で起きる可能性があると気がつくのではないでしょうか。条件によっては屋内のほうが危険度が高い場所もあるかもしれません。
代表的な初期症状は
□めまい
□立ちくらみ
□頭痛
□集中力・記憶力の低下
□腹痛
□嘔吐
□下痢
□便秘
□食欲の低下
□筋肉痛
□シビレ
□こむら返り
などがあります。身体の異変は大きく分けて頭で感じるもの・内臓系で感じるもの・筋肉で感じるものになります。どれかひとつだけ反応することもあれば複数反応するものあります。早い段階で気がつき適切に対応をすれば体調は回復していくの心配はありません。しかし、身体がサインを出しているのに必要な対応を取らないと重症化してしまう可能性があるので無理や我慢は禁物になります。
対応方法
□身体を冷やす
□涼しい場所に移動する
□塩分を同時に摂取できる経口補水液を飲む
これらを行い症状が治まっていけば、一安心していいと思います。
確認事項は意識がはっきりしているか自分の名前が言えるかなどと自力で水を飲むことができるか。特別なことではないが出来ない場合は救急車を呼びましょう。