少し前までは花粉の情報が飛び交っていましたが、気がつけば熱中症が話題に挙がってくる季節になりました。いわゆる季節の変わり目になります。
この時期になるとギックリ腰や寝違え症状の相談が増えてきます。どちらの症状も無理に動いたりせずにしていれば時間の経過と共に痛みが治まってくるほとんどです。
しかし、安静にしている時間を確保することがなかなか難しい人もいます。そうするとなんとか痛みを軽減させていきたいと考える人も少なくありません。
ギックリ腰を理解しながら早く回復するための方法やセオリーを考えていきましょう。
ギックリ腰の正式名は急性腰痛と呼ばれる急に腰が痛くなった時の総称となっている内のひとつになります。多くの人のイメージは物を持ち上げた時などではないでしょうか。引き起こすきっかけは様々です。
痛めたばかりの時は急性期といって炎症反応が48時間くらい継続するのでそれに伴い痛みも上昇していくことが多いので腰に痛みを感じない状態で安静にすることが適しています。楽な姿勢は人により違いますが比較的横向きになり膝を軽く曲げていると楽な感じがする人が多いです。痛みが少しでも減ってきたら動ける範囲で体を動かしていくと結果として痛みも早く消失していき、その後、慢性的な痛みに移行しにくくなります。
ギックリ腰になるシーンは見聞きするので分かるのですが、痛みの原因ははっきりとしていません。画像所見で異常がみられないが痛みが強いというだけになります。よって痛みがある付近で炎症の反応があるのだろうと考えられます。
それでも何かの方法で痛みを少しでも早く回復させたい時は患部以外に刺激をしていくことで痛みに大きな変化が出て動けるようになることも少なくはありません。また、専門家に早く確認をしてもらうと実はギックリ腰ではなく他の疾患によって急な痛みになったということが分かる場合もあります。
痛みの加減に変化ないと感じる時は早めに診てもらう事をおすすめします。