不意に上まぶたや下まぶたがピクピクと動いて気になってしまった経験をした事がある人は多いというか一度は経験しているのではないでしょうか。
この症状だけでは原因を探ることは不可能で複数の疾患が予測出来るのですが、その中で最も多いのが「眼瞼ミオキミア」になります。これは目の周りにある眼輪筋が痙攣するからだと考えられています。
症状は
□目の周りの筋肉が小さく痙攣(ピクピクする)する
□痙攣は片方の目の周りで起きやすい
□痙攣は次第に落ち着いてくる
□目の周りの一部で起こり、他の部位に拡大はしない
原因と考えられる事
□睡眠不足
□更年期障害
□ストレス・疲労
□自律神経の乱れ
□眼精疲労・ドライアイ
□アルコールやカフェインの過剰摂取 など
この原因だけを見ると今の時代に起きやすい症状なのかと思ってしまいます。以前はなかったのかというとそんな事は無いと思います。おそらく誰にでも起こり得る症状でしょう。
症状の対処方法は目の疲労を取ることから始めてみましょう。
□食生活を見直す マグネシウム(筋肉の働きに関与する)ビタミンA(目の粘膜に関与する)ビタミンB6・B12(神経伝達物質合成に関与する)鉄分(貧血を解消する)妊娠中の場合はビタミンAの過剰摂取は気をつけましょう。
□目薬を使用する 目の疲れを感じている人はビタミンEやビタミンB1が入っている物・ドライアイの人はヒアルロン酸の入っている物を選ぶと効果を望めます。症状に合わせて選択しましょう。
□目の周りをマッサージ 目の周りやこめかみのあたりをやさしくマッサージをしてみましょう。血行が良くなり症状が緩和していくことが期待できます。
□十分な睡眠時間を確保する 疲労回復に睡眠は必要不可欠になります。個人差があるので一概にいえませんが概ね6〜8時間くらいが目安になります。
他の疾患は
□眼瞼痙攣
□片側顔面痙攣
□自律神経失調症
□甲状腺機能亢進症
なども考えられるので
症状が長引く時は病院を受診しましょう。