寝て起きたら手が動かない

眠りから目覚めた時に腕がシビレている経験をしたことがある人はかなりいると思います。腕枕の状態だとこのようになることもあります。シビレ自体は時間が経つと無くなっていくので特に問題はありません。

自覚としても腕を圧迫したかなと経験的に感じると思います。

しかし、同じ状況でシビレと手が動かなくなっていたら、不安にかられるのではないでしょうか。

シビレと手が動かない(麻痺)があったら脳梗塞から疑っていかなければなりません。症状が出ている側の足が動かせるか確認をします。動かすことが出来れば慌てる必要はありません。もし、動かせなかったら救急車を呼びましょう。念のために知っておくといい内容になります。

多くの場合は橈骨神経麻痺と呼ばれる疾患になります。別名、ハネムーン症候群やサタデーナイト症候群ともいい、こちらの方が聞いたことがある人は多いかもしれません。

原因は二の腕を通っている橈骨神経が筋肉の上から圧迫され続けることでシビレや麻痺がおきます。二の腕が圧迫されされるシーンはかたいイスやソファにもたれかかる・自分の腕に頭を乗っけて寝る・腕枕は代表的な例になります。

この時は本人も自覚する原因がはっきりとしているので心配はありません。時間の経過と共に元の状態に戻っていきます。期間に関しては気がついてから直ぐに回復する人から数週間から2ヶ月程度かかる人もいます。

しかし、数週間も手が麻痺した状態は困るという人はクリニックによっては仕事や生活スタイルに合わせスプリント(手の装具)を作成してくれる所もあるので相談をしてみましょう。

橈骨神経麻痺のほとんどはこのケースに当てはまってきます。

しかし、これといった原因もなく同じ症状が出ることもあります。

その時はこのような疾患が考えられます。

□後骨間神経症候群

□神経痛性筋萎縮症

□特発性後骨間神経麻痺 など

圧迫した原因がないまたははっきりしないが症状がある時は回復に時間を要する可能性もあり原因をはっきりさせるために専門家に相談をしましょう。

 

 

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