家の中を慌てて移動したり、注意力が散漫している時に、タンスやテーブル・椅子の角などに足の指をぶつけたことがない人はいないのではないかと思います。
だいたい、ぶつける指は決まって小指か親指ではないでしょうか。この時の痛みは何とも表現しにくいですが、かなり痛いですね。
予測をしていない所に一瞬で刺激が入ると体は想像以上にダメージを負います。わずかでも身構える事ができるとダメージが変わってきます。
実際、足の指をぶつけてしまうとどんな状態になるか。
骨折・捻挫・打撲のいずれかに当てはまってくると思います。たいがいは痛みを感じても一過性で終わることがほんどですが、指をぶつけるスピード・角度などが絶妙に合わせった衝撃になると骨折をしてしまうことも珍しくありません。
骨折をしている場合はあきらかに腫れている事がほとんどで触れるだけでも痛みを感じます。そして、皮下出血で赤黒くなります。日常生活で困る事は歩くと痛む・靴を履いて指が触れると痛むといったところになります。骨折部をより早く回復せるために包帯やテーピングなどで固定をします。個人差はありますが、即時的に痛みが消失することもあり、くつを履いて普通に歩けるようになったことケースも少なくありません。
捻挫・打撲も施術の方法は骨折の時と結果的には同じになることが多いです。
骨折部が骨癒合するに3週間くらいが目安になります。
足の指を不意にぶつけてしまうのはタンス以外にもたくさんあるので痛いおもいをしないように注意しましょう。
ぶつけてしまう理由もあります。
脳が小指の位置を正しく把握していないと場合もあるということです。
人の体には固有感覚があります。これは自分の体の位置関係を把握しどの様にうごいているかを脳に情報を送り続けています。普段の体の使い方で固有感覚と実際の位置にずれが生じることがあります。親指や母指球ばかりにたよって小指側を使う頻度へってしまうとぶつけやすくなるので、意識的に動かしたり触れたりしましょう。