前回は肘の内側の痛みについて比較的多いものを紹介します。

外側のものについては触れていないのでこちらを紹介していきますが内側と外側の違いなので内容が内側の話とかぶる所はあります。

肘の外側に痛みがある時に考えられる理由はいくつかあります。

□上腕骨外側上顆炎　通称、テニス肘と呼ばれます。最近ではスマホの操作のやりすぎで痛くなる事も増えているようです。基本的には指や手首の使い過ぎによって肘の外側に痛みが出ます。テニスをはじめとする運動をしていれば痛くなった時に本人も原因がなんとく予想できますが、スマホが原因になると気が使いないこともあると思います。

□内側側副靭帯損傷　通称、野球肘とも呼ばれます。ボールの投げすぎによる物理的ストレスで痛めるや手をついて肘を捻ってしまった時に靭帯損傷してしまい曲げ伸ばしなどの肘が動く時に痛みがでます。

□肘部管症候群　肘の内側を通る神経（尺骨神経）が慢性的に圧迫されたり、牽引されたりする事で痛みやシビレが出現します。

□変形性肘関節症　肘の繰り返しの運動により関節のクッションの役割をはたす軟骨がすり減ってしまい動かす度に骨と骨がぶつかり骨の変形が生じます。痛みや可動制限にシビレがあらわれます。

□関節リウマチ　関節リウマチは体の関節のどこでも起きる可能性があります。自己免疫疾患と考えられて自分の体の一部を攻撃してしまい関節などを破壊してしまいます。全身症状なので関節以外にも症状はでます。

肘の外側に痛みが出る時は圧倒的にテニス肘の方が圧倒的に多いですが、上記で紹介している疾患の時ももちろんあります。また、首の神経の圧迫から肘に痛みやシビレがでるもの。血液の流れが関わってくるものまであります。

肘周りの筋肉をストレッチ・シップなどを利用して症状の改善を目指した結果、痛みがあまり変わらないとなった時は専門家に一度症状の確認をして、痛みの原因をはっきりとさせましょう。