首・肩の相談は当院でも多い部位のひとつになります。内容は急に首が動かなくなった・凝って調子が悪いなどです。
今回は「急に首が動かなくなった」ケースについて考えていきます。
まずは相談をしてくる方法によっても対応が変わってきます。対面(来院)しての相談なのか。通信手段(電話・LINE・メールなど)を利用しての相談なのか。
「急に首が動かなくなる」事はおそらく皆さんが想像しているよりも大事になってしまう場合もあります。整骨院や治療院などにこのケースで相談をするという事は、寝違えなどのきっかけがはっきりしていて痛みあると思いますが、「急に動かない」というフレーズが出てきたら念のために脳梗塞など緊急性の対応が必要あるのか確認します。
話を順を追って聞いていくとほとんどのケースで対応できるものになります。稀に救急車を呼んだほうがいい場合や病院・クリニックを受診したほうがいい症状もあります。
色々な事を想定しつつ対応できるように心掛けています。
実際に多い症状を紹介します。
□寝違え症状
□頸椎椎間板ヘルニア
□むちうち症
などが挙げられます。
「急に首が動かなくなった」という時は経験上は寝違え症状のことが多いです。前後関係の話を飛ばしてしまうほど痛みで困っているという認識です。
ここからは寝違え症状を紹介していきます。
この症状になるきっかけは朝起きる時に痛みで首が動かせないことが多いですが、荷物を持つ時など何気ない日常の動作で首や背中が痛くなることもあります。痛くなる理由は筋肉や靭帯が炎症を起こすことです。首から背中くらいまでの範囲は寝違え症状と呼ぶことが多いです。腰で同様の症状が出るとぎっくり腰になります。
対処の仕方は痛みのある部位をアイシングしその後安静にします。感じている痛みをまずは弱くしていきましょう。
アイシングは冷やすことが目的になるので、氷水や保冷剤を使用します。冷感作用のあるものは感覚がヒヤッとするだけで冷やすとは異なるので注意しましょう。