肩こり・腰痛など常日頃から痛みを感じている事を慢性痛と呼びます。この痛みの厄介なところは原因がはっきりと判明しない事になります。また痛みの中でも強弱が日によりかわったします。時には不思議なくらい痛みを感じない時もあります。
慢性痛の定義は
急性疾患の通常の経過あるいは創傷の治癒に要する妥当な時間を超えて持続する痛み(IASP国際疼痛学会 2020定義)となっています。
期間にして3〜6ヶ月以上持続する痛みが目安になります。
慢性痛も最初のきっかけはケガなどの急性的な痛みになります。
最初の痛みの時、痛みがなくなるまで必要以上に時間がかかってしまうと痛み自体のストレスや痛みによって日常で感じるストレスなどを感じる事によってストレスを感じる事が痛みを出すスタートボタンになってしまいます。
こうなってしまうと最初にあったはずの痛みの原因は関係なくなってしまいます。
ここが慢性痛は原因が分からないと言われる所以になります。
痛みの分類は以下のように分けられます。
□侵害受容性疼痛 炎症や組織の損傷にによる刺激が侵害受容器を通して痛みを感じる
□神経障害性疼痛 体性感覚神経に対する損傷や疾患によって引き起こされる痛み
□非器質的疼痛(心因性疼痛) 体に器質的な損傷は見当たらないが痛みを感じる
これらが複雑に絡み合って慢性痛となります。
慢性痛に対する治療の考え方は
ガイドラインを参照すると日常生活に支障を来さないことが重要になってきます。
なぜかと言うと慢性痛になるきっかけの痛みは数年前事柄からつい最近事柄まで可能性になるものは多岐にわたりそこから派生してくるストレスも絡んでくるからです。要因も数えだしたらキリがないほどあり、痛みの強さも日常生活に支障をきたすものから痛みは強く無ないが常に気になるものまで幅が広いです。
大切な事は小さな痛みでも適切に痛みを早期の段階で取り除いていく事で慢性痛になる可能性を減らす事が出来ます。