人生100年時代と言われていますが、これは何を指しているのかと言うと100歳まで当たり前に人生が続くことです。人生が長く続くなら健康的にいたいと思う方ほとんどではないでしょうか。
人生が長くなると生活の仕方も新しい様式に変わっていくでしょう。明らかに分かる事ですと年金のみで生活はなりたたないのでリタイアをするまでに人生に必要な資金を準備することが必要ですが、大勢の方にとって簡単な事ではないと思います。
そうすると現実的には働く期間が長くなってきます。すでに定年が延長されたりなど様々な動きがみられています。
働くためには最低限の体力が必要になってきます。
年齢を重ねていくと体力は年々落ちていきます。これは仕方の無い事ですが運動を行うことで落ちていく体力をなんとか落ちないように体力を維持または少し向上させ働く事の出来る体力を作り上げていかなければなりません。
最近問題にあがってくるサルコペニアと言う言葉があります。
サルコペニアとは筋肉量の減少・筋力の低下、身体能力が低下し、日常生活に支障をきたしたり、病的なレベルの筋肉量・筋力の低下があることです。
サルコペニアには一次性と二次性があります。
一次性は加齢に伴うもの
二次性は加齢以外の原因も加わるので若年層でもなる可能性がある
似たような言葉にフレイルがあります。
フレイルとは身体的・精神的・社会生活面における虚弱状態の事をさします。
身体的な原因 サルコペニアの進行・活動量の低下・病気や手術の長期安静など
精神的な原因 気力の低下・認知機能の低下・疲れを感じやすくなるなど
社会的な原因 収入の変化・閉じこもりなど
サルコペニアから色々な要因が絡んでフレイルにつながっていきます。
予防法は体力低下から起きる悪循環を断ち切ることになります。
その為には運動や栄養の摂取をしっかりと行うことが必要になります。
どちらも難しく考える事はありませんが、日々続けていかなければなりません。