猫背だから肩が凝る。など姿勢に関する指摘をうけたり、情報を耳にしたり、目にしたりする事は日常的にあると思いますが、
猫背=肩こり
が成立するかと言うと「=」ではありません。
どういう事なのか。「=」で結ばれるという事は例外はあってはならないという事になります。
猫背でも肩こりがない人も、沢山いらっしゃいます。
言われてみれば、「そうだよね」と思えるのではないでしょうか。
だからといって肩こりのある人が猫背を矯正する必要が無いという事にはなりません。
猫背が矯正された事で肩こりが良くなる方もいらっしゃいます。
正確に考えていくには、言葉を理解しなければなりません。
肩こりと猫背の関係を見ていったときに猫背という状態は肩こりの要因であり、原因ではありません。
肩こりを考えた時に別の理由も同様の事がいえます。
例えば、筋肉が硬い=肩こり
こちらも筋肉が柔らかい方にも肩こりの方がいます。また、筋肉が硬くても肩こりでない方がいます。
このことからも筋肉の硬さは要因であり、原因ではありません。
このように言葉の意味を正確に捉えていく事で猫背についても、今までと違う見え方に変わるかもしれません。
猫背だから直接的に身体に害を及ぼすという事はほとんど無いだろうと言えますが、
猫背や姿勢を改善する事でのメリットはどのような事があるでしょうか。
フォーマルな場所では、
例えば、結婚式などの冠婚葬祭の場や就職での面接など、見た目よりも中身が大切だという事は分かっていても
見た目の印象で感じた事はひていできません。背筋がきれいに伸びている姿勢と背中が丸まっている姿勢ですと背筋が伸びている方が、いい印象を持ってもらえる可能性が高くなります。また、舞台など表現を仕事にしている方は、背中を丸める印象が必要な役の場面かもしれません。
このように姿勢をよくすると一言で表しても場面により必要とする姿勢は変化します。
大切なことは姿勢がよくなると「○○になる」ではなく場面に応じて姿勢を操ることではないでしょうか。