熱中症を防ぐ

熱中症を防ぐための対策は、日常生活での工夫で効果的にリスクを軽減できます。
1. こまめな水分・塩分補給
熱中症は体内の水分や電解質が失われることで発生しやすくなります。
喉が渇く前に、定期的に水やスポーツドリンクを少量ずつ摂取します。
環境省は、暑い環境では1時間に250~500mlの水分補給を推奨しています。
特に汗をかく場面では、ナトリウムやカリウムを含む飲料を選ぶと効果的です。
ただし、アルコールやカフェイン飲料は利尿作用があり、脱水を促進するので避けます。
帯用の保冷ボトルを活用すれば、外出中も冷たい飲料を維持できます。
2. 適切な服装と環境調整
通気性の良い素材や、吸汗速乾性の高い服を選び、熱を逃がしやすくしましょう。
また、帽子や日傘で直射日光を避けることも重要です。
室内ではエアコンを適切に使用する。
夜間の気温が下がりにくい熱帯夜が増えているので就寝時もエアコンや扇風機を活用し、
睡眠中の熱中症を防ぎましょう。
3. 暑さ指数(WBGT)の確認
環境省が推奨するWBGT(湿球黒球温度)は、温度・湿度・放射熱を考慮した暑さの指標です。
気象庁のウェブサイトなどで確認でき、WBGTが28以上で「厳重警戒」、31以上で「危険」とされます。温
暖化によりWBGTが高い日が増加しているため、外出や運動前に必ずチェックして、危険な時間帯(特に正午~午後3時)を避けましょう。
4. 体調管理とリスク認識
自分の体調を把握し、疲労や睡眠不足、風邪などの体調不良時は無理をしないことが重要です。
5. 屋外活動の工夫
屋外での労働やスポーツでは、こまめな休憩と涼しい場所での休息が不可欠です。
厚生労働省は、暑い環境での作業時に30分ごとに5~10分の休憩を推奨ています。
日陰や冷房の効いた場所で体を冷やし、冷却タオルや保冷剤を首や脇に当てるのも効果的です。
温暖化による猛暑日増加で、建設現場や農業ではウェアラブル冷却装置の導入も進んでいます。
6. 緊急時の対応知識
熱中症の症状(めまい、頭痛、意識障害、汗が止まるなど)が現れた場合
すぐに涼しい場所に移動し、体を冷やしながら水分・塩分を補給します。
症状が重い場合は、迷わず救急車を呼びましょう。

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  1. 2025.04.27

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