ここ数日は手の話が続いています。
手が思うように動かせないことは相当なストレスになります。
手に起きる痛みやシビレ・動きの悪さがあるとなればなおさらです。
このみっつの条件が揃っている疾患にばね指があります。
そこで、ばね指について話を進めていきます。
ばね指は指に発症する腱鞘炎の一種になります。
そして、指のつけねに痛みや腫れなどの炎症症状が出ます。
これは腱に機械的な刺激が加わり続けることで指を曲げ伸ばしする時にひっかかりやロッキングが起きる。
女性に多くみられ疾患になり、親指・中指・薬指の順番で起こりやすい。
主な症状
□指の曲げ伸ばしがスムーズにいかない
□指の曲げ伸ばしの際、引っかかる感じがする
□指がこわばり固まっている感じがする
□曲がったまま動かなくなり、自力では伸ばせなくなる
ばね指になる原因
1. 手や指の使いすぎ パソコンやスマホ操作・細かいものをつかむ作業・ピアノやギターなどの楽器演奏・ゴルフやテニスなどのスポーツがある
2. 加齢による柔軟性低下 年齢が高くなるにつれて、筋肉は硬くなりやすくなるので結果とて刺激加わりやすくなることがひとつの要因になる
3. ホルモンバランスの変化 女性にみられやすい理由にホルモンバランスの変化があり、妊娠や出産、閉経などが関係する
4. 栄養不足 屈筋腱や腱鞘は、コラーゲン繊維できていて、鉄やビタミン、タンパク質などの栄養不足により、回復や合成が遅れやすくなる
5. 動かし方のクセ 日常生活で、知らず知らずのうちに腱に負荷を加える動かし方をしていると腱が耐えられなくなり損傷してしまう。
治療方法は一般的に保存療法でステロイド注射をしようすることが多い。
即効性もあり効果を見込めやすいと感じる。
保存療法で症状の改善がなかなか見られない時は手術療法に切り替えて多くの場合、患部の腱鞘を切開して、引っかかっている一部を引き離す手術が行わることが多い。