人は目で確認できると安心や納得感を得られやすいです。
目に見えないものはついては疑いやすかったりします。
このふたつのことは何となく分かるという人が多いと思います。
これがどんな話につながっていくのかというと体に痛みを感じている時に画像検査を行い異常を認められても、
必ずしも痛みとリンクしているとは限らないということです。
だからこそ痛みの改善はとりあえず辻褄が合うような理屈で説明できたとしても、理屈通りに痛みが消えていかないことも少なくありません。
この内容のことは誰でも経験をしていると思います。
実際にどのようなケースであるのか具体例を紹介していきます。
骨折を例にしてみます。
背骨や腰骨の圧迫骨折は背中や腰に強い痛みを感じていて動くこともままならないといった時に病院に骨の確認をするためにレントゲンを撮影します。
この時に背骨や腰骨が通常と比べてつぶれていれば骨が圧迫骨折をしているので強い痛みが出ています。と言われると構造物に変化が出ているので、骨が圧迫骨折をすると強い痛みが出るものと納得しやすいと思います。
ただ、圧迫骨折=強い痛みが成立するのかというと=にはなりません。
これは圧迫骨折を別の角度から確認すれば一目瞭然です。
背骨や腰骨の圧迫骨折の別名は「いつのまにか骨折」といわれ、TVCMでも「いつのまにか骨折」と流れています。
これは何かというと本人の自覚なしのうちに背骨や腰骨が圧迫骨折をしていて、しかも骨も固まってしまっている状態のことをさします。
もちろん自覚のないうちに骨の変形も完成しているので、圧迫骨折が起こった時に痛みを感じていなかったということです。
症状として何もなかったのでレントゲンを撮影する機会もなかったのですが、たまたま腰のレントゲンを撮影して和圧迫骨折をしていると分かることもあります。
圧迫骨折があると分かることで不安になるかもしれませんが画像検査での異常が痛みと直結しないケースもあるので
過度に不安になる必要はありません。
その時の対応方法は専門家に相談しましょう。