朝起きた時に首が痛くて動かせなければ寝違えたと思います。
手などの関節が痛くて動かしにくい場合は何を思い浮かべますか。
このような時に疑うことは関節リウマチの可能性がありそうかなさそうかということになります。
ここ数年で関節リウマチは早期発見ができるようになってきたようで完治は難しくても薬などで症状をコントロールしながら、生活を送れる人が多くなっていて見た目で関節リウマチかもと思う人に出会う確率はグッと下がっていると感じます。
早期発見につながっているのは、関節リウマチの分類基準が上手く機能しているからだろうと思います。
関節リウマチ以外の疾患がなさそうという前提で話が進んでいきます。
□症状がある関節の数 —–罹患関節数
□リウマトイド因子(RF)または抗CCP抗体 ——血清学的検査
□CRPまたは赤沈値 —–急性期反応物質
□症状が続いている期間 —–症状の持続期間
これらの4項目に点数が付けられるようになっていてその合計が6点以上になると関節リウマチと診断されて、抗リウマチ薬の治療が始められます。
これが早期発見・早期治療開始になっています。
他の病気があっても、6点以上になることもあるので十分に注意をして判断しているようです。
どんな症状でおかしいかもと思うのか。
痛いかなと感じ始めるのは手足の指など小さい関節になることが多いです。
初期の頃は痛みも弱いので、そのうち治まるだろうと放っておくと症状が酷くなり痛みが強くなったり、腫れが強くなったりします。
特徴的な症状は朝のこわばりがあります。これは時間とともに解消されていきます。
この解消される時間によって、疑う疾患が変わってくるので、覚えておくと参考になります。
更年期障害でも同じように朝のこわばりを感じたりします。
この時は5〜10分くらいで解消されることが多いのですが、関節リウマチの時は30〜60分以上続くことが多いと言われています。
初期の段階で治療を始められるように違和感など感じた時は専門家に相談しましょう。