体に痛みを感じると筋肉が硬くなった・関節の動き悪いと筋肉の柔軟性が足りないなど筋肉について話をする時はほとんどの場合、硬いか柔らかいかの話になりがちです。確かに日常生活で筋肉について考えることは柔軟性や大きさでほとんど終わってしまうのか。そもそも筋肉のことを考えていない。といったところだと思います。
それでも、何となく筋肉は必要だと分かっているので漠然と動かして筋肉がなくならにようしなければという認識はあるようです。筋肉を動かして維持していくことはもちろん大切なことなので何となくでも運動をすることはいいことですが、やり続けなければなりません。そういった意味でも筋肉の役割知っておくと続ける動機にになりやすいので筋肉の役割を確認していきましょう。
□体を動かす・安定させる 骨と骨を筋肉がつないでいます。そして筋肉の収縮(伸び縮み)によって関節が動き体の動きになります。動かすだけでなく、止まっている時も姿勢を保持するなど重力に負けないように活動しています。
□血管や内臓の保護 生命を維持するために、重要なものは体の内部にあり、その周りに骨格筋があることによって外部からの衝撃などから守る役目をしています。
□ポンプの役割 血液は心臓から送り出され全身をめぐって心臓に戻ります。心臓から送り出され直後は勢いがありますが離れるにつれて勢いは弱まっていきます。そこを筋肉が収縮を繰り返すことで血液が循環を促します。
□熱を作り代謝をあげる 体の熱の6割は筋肉が生み出しています。熱を産生することで様々な環境下でも体温を維持できます。
□免疫力をあげる 免疫細胞はグルタミンというアミノ酸によって活性化され、これは筋肉に多く蓄えられるので筋肉量が減ると免疫機能が低下しやすい。
□ホルモンの産生 骨格筋が生み出すホルモンの主な役割には、筋肉や骨の形成や再生、抗炎症作用、糖質や脂質の代謝への関与、心筋細胞や血管内皮細胞の保護などがあるといわれています。
□水分を蓄える 人の体で水分をもっとも蓄えているのは筋肉になります。筋肉量の少ない人ほど熱中症のリスクは高いといわれています。
これらを知ると筋肉は裏切らないといった言葉もおおげさではないかもしれません。