ランニングと膝の痛みの関係②

前回はランニングで膝を痛めやすいタイミングについて話を進めていきました。今回はどんなケガがあるのか紹介していきます。ひとえに膝が痛くなっても人によって膝の中で場所が変わってきます。たとえば、膝の外側や内側またはお皿より上側・下側というような感じになります。具体的に場所を記しただけでも、膝が痛くても原因は違うだろうなとなんとなく解るのではないでしょうか。場所別にどんなケガがあるのかみていきます。

□膝の内側 鵞足炎・内側半月板損傷・膝離断性骨軟骨炎・変形性膝関節症など

□膝の外側 腸脛靭帯炎、外側側副靭帯損傷、外側半月板損傷など

□膝のお皿の下 膝蓋腱炎、オスグッド病など

□膝の裏 ベーカー嚢腫、関節リウマチなど

ランニングで起きるものそうでないものを紹介しています。ではランニングで膝のケガにつながる時はオーバーユースやケア不足などがあります。練習量の調整やケアをしっかりと行うことで回避できる人もいるのでここは必ずクリアしておく必要があります。なぜなら、計画でコントロールできるもの放置したまま続けているとケガをしてしまった時にケガにつながってしまった要因が増えてしまうので、対応方法が運よく一発目で解決できればいいのですが可能性を順番に追っていき解決できる方法が最後のほうでやっと巡り合えたとなったら、時間を費やすことになります。だからこそ自分でコントロールできることをやっておくとケガをした時に要因として除外できるものが増えるので始めから選択肢をせばめることができます。そうするとケガをしてしまった時に回復させるための時間をより短くさせる可能性が高くなります。

ランニングで膝を痛める動きのひとつにニーイン・トゥーアウトやニーアウト・トゥーインというものがあります。これは膝を構成する骨・筋肉・靭帯などが効率のいい動作から逸脱した動かし方をしているため、その動作を繰り返していると特定の組織に負荷がかかり過ぎてしまいケガにつながってしまう独特な動きをいいます。

次回はこの事について解説をしていきます。

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