手足が冷えるとなんとなく体がつらく感じます。
冷えは夏でも冬でも起こりますが、冬のほうがより感じる人は増えてきます。
その理由を紹介していきます。
冷えのメカニズムは基本的に同じです。
基本メカニズムは体温調節のための「末梢血管収縮」人間の体は、深部体温(内臓や脳の温度)を
約37℃前後に保とうとする恒温動物です。
そのため、寒さを感じると自律神経(特に交感神経)が優位になり、手足の末梢血管を収縮させます。
これによって末端への温かい血液の流入を減らし、体の中心部に血液と熱を集中させる。
結果、手足の皮膚温度が急激に下がる。
ここまでは夏も冬も同じで、違いは以下になります。
□外気温と絶対的な温度差が圧倒的に大きい
夏の冷房室内 だいたい24〜26℃ → 外は35℃前後(差10〜15℃程度)
冬の屋外 0〜10℃ → 室内20〜22℃でも(差10〜20℃以上)
冬は外気温そのものが0℃近くまで下がるため、指先・足先の温度が5〜10℃台まで落ちやすく、
「氷のように冷たい」感覚になりやすいです。
夏の冷房では末端温度が15〜18℃程度で止まることが多く、ここまでの極端な低下は少ないです。
□空気の乾燥(低湿度)が熱を奪いやすくする
冬は絶対湿度が極端に低く(暖房でさらに乾燥)、皮膚からの水分蒸発が促進され、気化熱で体表面が冷やされます。
夏の冷房は除湿されるものの、外気が元々湿っているため、冬ほどの極端な乾燥にはなりません。
この乾燥による「追加の冷却効果」が冬の手足冷えを悪化させています。
□暖房環境が「足元を冷やす」構造になりやすい
エアコン暖房 温風は天井付近にたまり、足元は冷えたまま(コールドドラフト現象)
床暖房やこたつを使わない限り、足の温度がなかなか上がらない
夏の冷房は逆に足元から冷たい空気が降りてくるため、全身が均等に冷えやすい
→冬は「上半身は暖かいのに足は氷」の冷えのぼせ状態が起きやすい
□季節的な生活・身体変化の影響
冬は運動量が減り、筋肉量・基礎代謝が低下しやすい(筋肉は熱の主要な発生源)
厚着するが、足首・手首の露出や締め付けで血流が悪化することも
夏は薄着+活動量が多い人が多く、血行が比較的保たれやすい
このような理由があげられます。

















