頚肩腕症候群について

首から肩・腕・手にかけての筋肉や神経に関連して不快な感覚などが症状として現れること頚肩腕症候群といいます。

明確な基準があるわけではないので症候群が名称についています。

頚肩腕症候群は、首、肩、腕に痛み、しびれ、こり、だるさなどの症状が現れる状態を指します。

これは特定の疾患ではなく、複数の症状の組み合わせとして扱われます。
1960年代の産業技術革新に伴い、単純な繰り返し作業が増加したことで「キーパンチャー病」として知られるようになり、現代ではデスクワークやスマートフォンの長時間使用により発症リスクが高まっています。
明確な診断基準が存在しないため、他の整形外科的疾患(例:変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア)を除外した上で診断されることが一般的です。
原因は

□姿勢関連 前かがみ姿勢、猫背、巻き肩など、不良姿勢が筋肉に負担をかける。

□作業関連 パソコン入力、タイピング、マウスの操作など、反復動作や長時間の同一姿勢。

□筋肉の疲労 僧帽筋、肩甲挙筋などの過度な緊張や血流不全。

□心理的要因 ストレスが交感神経を刺激し、筋肉のこわばりを悪化させる。

□構造的要因 まれに、頚椎のヘルニア、変形性頚椎症、胸郭出口症候群などが背景にある。

頚肩腕症候群は、現代の生活習慣や作業環境に起因する症状が多いので、

予防には、日常生活での工夫が重要になります。

□姿勢の維持 パソコン作業時はモニターを目線の高さにし、背筋を伸ばす。

□定期的な運動 首や肩のストレッチ、軽い有酸素運動で筋肉をほぐす。

□作業環境の改善 エルゴノミクスに基づいた椅子やデスクを使用。

□ストレス管理 瞑想や深呼吸で心身のリラックスを促す。

□適度な休憩 長時間の作業では30分ごとに休憩を取り、軽い運動を行う。

症状が出現した時も、この方法を行うことで改善がきたいできます。

頚肩腕症候群の難しいところは症状に対して、特定の原因が見当たらないということになります。

気になる人は専門家に相談してみましょう。

 

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