前回の悪習慣を断ち切ることは簡単ではありませんが、理屈が分かれば少しずづ習慣を変えていくことは出来そうです。
何かについて変化をもたらすには、当てずっぽうでおこなうよりも当てをつけておこなったほうが
求める結果につながる可能性が高くなるといえます。
似たような事で慢性的に感じる痛みについても同じような事が言えます。
慢性的な痛みの話はこのブログでも度々、紹介しています。
今回は今までと違う角度から話を進めていきます。
特に原因の分からない慢性的な痛みは非線形にあてはめていくと上手く当てはまります。
非線形とは、システムや関数の挙動が単純な直線的(線形的)な関係に従わないことを指します。
非線形システムでは、入力と出力の関係が複雑であり、小さな変化が大きな影響を及ぼすことがあります。
この具体例は
□非線形関数 非線形関数は、グラフが直線ではなく、曲線を描く関数です。例えば、$y = x^2$ や $y = \sin(x)$ などがあります。このような関数では、入力値の変化が出力値に対して非比例的な影響を与えます。
非線形システム 非線形システムでは、システムの挙動が複雑で、予測が難しいことがあります。例えば、天気予報や株式市場の動向などが非線形システムの一例です。これらのシステムでは、小さな変動が長期的に大きな影響を及ぼすことがあります。
非線形現象 非線形現象は、自然界や人間社会に広く存在します。例えば、流体力学における乱流や、生物の個体数変動、化学反応のパターンなどが非線形現象の例です。
非線形方程式 非線形方程式は、解が複数存在するか、解が存在しない場合があるため、解析が難しいことがあります。例えば、カオス理論で用いられるローレンツ方程式やレスラー方程式は非線形方程式です。
理屈としては先を予測することが難しいということです。
ここにバタフライ効果やカオス理論を合せて慢性痛を考えていくと改善の方向性がみえるかもしれません。