バレーボールは、手を使ってボールを相手チームのコートにネットを挟んで互いにボールを打ち合うスポーツです。
ネットは高い位置に設定してあるので、ジャンプを何度もしたり、相手から飛んでくるボールを
手で受け止めるので、必然的に下半身や手のケガが多くなります。
そして、バレーボールはネットを挟んでのスポーツなので、相手とコンタクトすることがないので、外傷よりも障害が多くなります。
主なケガは以下になります。
□ジャンパー膝(膝蓋腱炎) ジャンプと着地を繰り返すことで膝に負担がかかり、炎症が起こります。特に成長期の選手に多いです。
□手指の突き指 ブロックやレシーブ時に指を突き指することが多いです。特に小指に多く見られます。
□足首の捻挫 ジャンプの着地時に足首を捻ることで起こります。特に外側に発生しやすいです。
□肩関節障害 スパイクやサーブの動作で肩に負担がかかり、筋肉や靭帯が損傷することがあります。
□腰痛 スパイクやブロックの動作で腰に負担がかかり、慢性的な腰痛や急性のぎっくり腰が発生することがあります。
ここで紹介したケガの発生率順に3つならべると、足首・膝・指になります。
コンタクトスポーツではないので外傷は、少なくなります。
しかし、ジャンプや急な方向転換が非常に多いので、唯一ともいえる外傷の足関節捻挫の頻度は高くなります。
捻挫をしてしまった時の応急処置を確認します。
□Rest(安静) 怪我をした部位を動かさないようにし、安静に保ちます。これにより、怪我の悪化を防ぎます。
□Ice(冷却) 氷や冷却パックを使って患部を冷やします。冷却することで、腫れや内出血、痛みを軽減します。ただし、冷やしすぎには注意が必要です。
□Compression(圧迫) 包帯やテーピングを使って患部を圧迫し、腫れや内出血を抑えます。圧迫が強すぎると血流障害を引き起こす可能性があるため、適度な圧迫が重要です。
□Elevation(挙上) 患部を心臓より高い位置に保ちます。これにより、血液が心臓に向かって流れ、腫れを防ぎます。
よく起こる足関節捻挫は軽視しがちになってしまいますが、骨折のおそれもあるので一度は専門家に相談しましょう。