前回は骨に関すること紹介しましたが、
健康にどのような影響があるのかについては触れていないなので
今回は骨が弱くなってしまうとどのようなリスクが出てくるのか紹介していきます。
簡単なおさらいで骨の強さは骨密度と骨質の量で決まります。
骨の強度が低下する要因はいくつかありますが
誰も避けることができない加齢の問題があります。
おおよそ男性は60歳・女性は40歳を境に強度が低下し始めます。
その他の理由には
□閉経に伴うエストロゲンの減少 ホルモンの一種、エストロゲンが減少すると骨の新陳代謝で骨を壊すほうのが強くなってしまうため
□生活習慣病による酸化ストレス 糖尿病・慢性閉塞性肺疾患・慢性腎臓病などの生活習慣病も骨の強度を低下させます。これらの生活習慣病によって起こる酸化ストレスが原因で骨を壊す力が増えたり、骨の強さに関わっているI型コラーゲンの質を劣化させたりしてしまう。
□ビタミンD・Kの不足 ビタミンDは腸管からのカルシウムの吸収をサポートするために欠かせないビタミン・ビタミンKは骨の形成を促す作用がある。どちらも骨の強度に関わる大切な栄養素になります。
□運動不足 骨は適度に負荷がかからないと弱くなるので運動で刺激を入れることも大切。
骨が弱くなると何が起きるのか。
骨粗しょう症になってしまい骨折のリスクが高くなります。
骨粗しょう症は骨がスカスカの状態なので、少しの衝撃でも骨折をしてしまいます。
例えば、ちょっとよろけて踏ん張った時に、脊椎圧迫骨折を起こしたりします。
また、気がつかないうちに脊椎圧迫骨折になっている。
通称「いつのまにか骨折」聞いたことがあるのではないでしょうか。
骨折をしてしまうと日常生活が不便になるだけでなく、命に関わってくることもあります。
骨折をすることで動けなくなり、ほぼ寝たきりの状態になります。
このような安静状態が続くと違う病気を発症したり、持病が悪化してしまうこともあります。