年齢が高くなるほど腰の痛みや歩いている時の足の痛みを訴える人が多くなります。
理由はいろいろ考えられますが、その中のひとつに脊柱管狭窄症があります。
この疾患の特徴として加齢によって起こる骨の変性が原因になることが多いので60歳以上にみられやすい疾患になります。
主な症状は腰や下肢に痛みやしれびが出現します。
特徴的な痛みやしびれの感じ方に歩いていると痛みやしびれが増してきてしまい。
そのまま歩き続けることが出来なくなるが休むと再び歩けるといったことを繰り返す間欠性跛行があります。
症状が出始めたばかりの頃は「歩く→休む」を繰り返すといっても一回のインターバルが長いので
年齢から考えられる体力不足のものもあるので判断しにくい部分もあります。
しかし、症状が進行してくると「歩く→休む」のインターバルが短くなってくるので
脊柱管狭窄症の知識がなくてもおかしいなと感じるようになります。
このようなことからも、相談をするまでに少し悪化している人も少なくありません。
脊柱管狭窄症にかぎった話ではありませんが、体の調子がいつもと違うと感じた時は早めに対応したほうが
症状の改善がしやすくなります。
症状の話にもどします。
間欠性跛行を回避する体の動かしかたがあって、体を丸めて歩くと休みなく歩ける人や痛みを感じずにいられる人が多くなります。
これは間欠性跛行に関係する神経を圧迫している部分が体を丸めることによって神経の圧迫がやわらぐので神経症状が緩和されるからです。
症状を緩和させていくには、いかにして神経の圧迫を解除していくのかが分かる内容です。
知識がなくても経験的に体を丸めると体が楽になると発見する人もいます。
ただ、ずっと体を丸めて生活をすることは現実的ではないので、体が楽になる方向性は理解して
上手く痛みと向き合いながら治療をしていけるといいと思います。