肩こりについて考えてみる

肩こりといえば首・肩・背中あたりの筋肉が硬くこわばる感じがして痛みや不快感を出します。

多くの人がイメージしている肩こりの症状だと思います。

大体がこのタイプに当てはまってきますが、必ずそうなのかというと違うケースもあります。

たとえば、肩に痛みや不快感はあるけれど筋肉がどちらかといえば柔らかい・筋肉はあきらかに硬いけれど痛みや不快感はないなどいろいろなパターンがあります。

どうしてこのようなことが起こるのか。

痛い・不快感などの体の状態を感覚的に表現になると本人の主観に依存するしかないので、本人の主張が真実になります。

だからこそ、症状の改善方法も人によって違ったりします。

肩こりが治ったとはどんな時になるのか。

これを定義していくことはかなり難しいです。

なぜなら、身体所見で異常が見当たらないことに加えて、症状は主観のみなので客観的に治ったといえる要素がないからです。

周りがとやかく言うことではなく、本人が決めることになります。

だからこそ、原因を探して症状の改善を狙うよりも、体が楽に感じる方法を探していくほうが結果として有効に働いていくことが多いように感じます。

肩こりの症状を改善するために上記の内容は大切ですが、あくまでも身体的に異常が無い時に限ります。

同じような症状であっても、原因がハッキリしていて別の病気が隠れていることもあるからです。

この部分にも目を向けていきます。

□左肩 狭心症・心筋梗塞

□右肩 十二指腸潰瘍

□背中 急性大動脈解離・心筋梗塞

肩こり症状と重なり合っている場所に限定した紹介の仕方になっているので、実際はもう少し範囲が広かったり、現実はここの場所以外にも症状が出ることも考えられます。

頻度の観点からするとここで紹介している病気にかかる確率は高くはないので、過度に心配をする必要はありません。

ただこのような可能性もあるということは知っておいて損はありません。

ちなみに複数回、心筋梗塞を患った人の経験談では普段は感じることないの息苦しさが突然現れるので分かるらしいです。

 

 

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