前回は捻挫についてでしたが、今回は肉離れについて紹介をしていきます。
肉離れと聞いて一般の人がどのようなイメージをもっているのか。
確認したことはありませんが、痛そう・怖いといったところでしょうか。
もしかしたら、肉離れって何というような、そもそも知らないという人もいると思います。
この言葉にピンとこなくても、どのタイミングで起こっても不思議ではないケガになります。
主にスポーツなど運動をしている時に起こりやすいですが、日常生活で体を動かしている時にも起こることは十分にありえます。
肉離れとはどのようなものか。
筋肉が部分的もしくは完全に断裂したことをいいます。
筋肉が引き伸ばされると同時に収縮するときに起こります。
たとえば、ダッシュをする時に膝を曲げる動作では太ももの裏の筋肉が収縮(縮む)します。膝を曲げた次の動作は膝を伸ばす動作に移ります。
この時に、太ももの裏の筋肉は収縮しているとろこを急に伸ばすことになります。
縮む力が伸ばす力に負けてしまった時に肉離れが発生します。
筋肉ならどこでも起こります。
その中でも、よく起こるのは太ももの裏・太ももの表・太ももの内側・ふくらはぎになります。
腕の筋肉や腹筋に起こることもありますが稀です。
これは足の筋肉のほうが出力を高く出せるからだと思います。
肉離れが起きた時は体にブチ・グリ・ビリなどの音を感じることがほとんどなので、気がつかないことはないと思います。
また、肉離れになってしまったら、痛みで普段と同じように歩くことはできません。
早期回復を目指すためにも専門家に確認をして診てもらったほうがいいと思います。
受傷直後はRICE処置をしっかりと行いましょう。
体を動かす目安は、動作をする時に痛みを感じなくなることが大切です。
そうしないと筋肉の状態が悪いまま患部に負担をかけることになり、結果として再発をする可能性があります。
また、予防の観点から普段からストレッチを行い筋肉の緊張を取っておこくことが必要になります。