腰に痛みを抱えている人は多くいますが、腰が痛いといって痛みの場所を確認していくと範囲は広く腰を指す人が最も多いですが、臀部や背中を指す人も少なくありません。いわゆる体の共通に認識として扱われる解剖での腰と一般の人が認識している腰が必ずしも一致しているとは限りません。
今回は腰痛の訴えによく混じってくる臀部に感じる痛みについて紹介をしていきます。
臀部といって分かりにくいのであれば馴染みのある言葉でいうとお尻になります。理解しやすいようにお尻で統一して話を進めていきます。
お尻を想像してもらうとかなり面積があると思います。単純にお尻が痛いといってもお尻上のほう・下のほう・体の真ん中のほうとお尻の中でもいくつか場所をわけることができます。このように細かく場所を分けていくとお尻が痛いと漠然とした状態だったものが具体的なものに変わり、改善方法に違いが出てきたりします。
おおよそ7ヵ所で目安を持つと良いと思います。
□お尻の真ん中・中心部 腰痛による痛みが多い
□お尻の中心より少し外側 仙腸関節に関係する痛みが多い
□お尻の横の上側 股関節に関係する痛みが多い
□片側のお尻の真ん中 筋肉の硬さによって起こる痛みが多い
□お尻の横で骨が出ているところ 股関節に関係する痛みが多い
□片側のお尻で下の部分 スポーツでランニング系の種目で痛めやすい
□お尻の中心の下 尾骨にヒビや折れている可能性が高い
このように分けて考えると原因を特定しやすくなります。もちろん、この中で複数の場所に痛みを感じるとこともあるでしょう。時には痛いけれど、どこが痛むのか説明できないということもあると思います。あくまでも目安と考えてください。
痛みを感じる場所と原因になりやすいものを合せて書いています。必ずこの通りになるわけではありませんが、可能性生はかなり高くなります。
骨にヒビや骨折がない場合はお尻のストレッチや温熱などセルフケアとしてやってみると症状の軽減につながるかもしれないので試してみましょう。状況が変わらない時はお気軽にご相談ください。