体の痛みやケガは時間や場所を選ばず突然にやってきます。痛くなった理由がはっきりと分かっている時やなぜだか理由が分からない時があると思います。このような時にどのような行動を取るべきなのか。今回は手指にまつわる症状を紹介しながら考えていきます。
まずは時間帯による受診の目安になります。
□夜間・休日の時 指をぶつけたなど原因がはっきりしていて痛みが強い時・痛みで指が動かせない時など急に痛くなった場合、出来るだけ早く診てもらうことをお薦めします。#7119に電話をすると症状を説明すると医師や看護師などが取るべき行動のアドバイスをしてくれます。子供の場合は#8000になります。一部の地域が対象になるので事前にチェックをしておきましょう。
□日中 指が慢性的に痛かったり・原因がはっきりとしていたりと日常的に気になる時は我慢せずに近くや通いやすい整形外科を一度受診し状態を確認しましょう。
診療時間内と時間外ではこのようになりますが、ポイントは時間外の時に相談できるところがあると分かっているといざという時に慌てずに済みます。
□突き指 指に対して真っ直ぐに外力が加わって伸筋腱を傷める外傷。
□骨折 指に外力が加わり骨の連続性が断たれる。
□へバーデン結節 指の第一関節が腫れて変形を起こし、痛みや動かしにくさを伴う。
□ブシャール結節 指の第二関節が腫れて変形を起こし、痛みや動かしにくさを伴う。
□ばね指 手の指を曲げる為の屈筋腱と靭帯性腱鞘の間で炎症がおき指の動きにスムーズさがなくなり腫れや痛みも生じます。酷くなるとロッキングといって指が曲がったまま指の力だけで戻せなくなります。
□ド・ケルバン病 親指側の手首に痛みが出ます。一般的に腱鞘炎と言われています。
手指で起きやすい症状のもので原因が指や手首にあるものを紹介しました。この他にも手の神経や首の神経が関係しているものあります。
日常生活で不便だなと感じたら早めに専門家に相談しましょう。