運動やスポーツをしているとどんなに準備をしていたとしても不可抗力でケガをしてしまうことがあります。ケガの程度は少し痛みを感じるものから日常生活に支障をきたし再び復帰するまでに時間を要するものまで様々です。
ケガの種類は打撲・捻挫・挫傷・脱臼・骨折などがあります。
ケガの発生の仕方も単独の運動やスポーツで起きるもの・コンタクト系の運動やスポーツで起きるものがあり、発生の仕方でケガの特徴が変わってきます。
単独の運動やスポーツで起きる代表的なケガは肉離れ・靭帯やアキレス腱の断裂や捻挫などになります。
コンタクト系の運動やスポーツで起きる代表的なケガは骨折や打撲などになります。
コンタクト系の運動やスポーツをしている人はケガに慣れているのか。ケガをした直後の対応ができるケースが多いと感じます。
色々なケガがありますが、アキレス腱断裂を紹介していきます。
アキレス腱が断裂するシーンはジャンプ動作や急なダッシュ・ストップをした時に起こりやすく、バチンと音が鳴ります。受傷した人は誰かに蹴られた感じがするようです。そして、完全断裂と部分断裂があります。アキレス腱は断裂しも痛みによっては歩く事もできます。場合によって本人は捻挫をしたと思うケースもあります。
30〜50代のスポーツをしている男性に比較的多いです。しかし、年齢に関係なくどんな場面でも起こる可能性があります。
アキレス腱が断裂しているかの判断は難しくはないので見逃される事はほぼないと思われます。
徒手検査だけでほぼわかります。あわせて超音波エコーを使用するとより正確な判断ができます。
治療方法は保存療法と手術療法があります。
保存療法が選択できる条件としてアキレス腱が完全断裂していない事があげられます。部分断裂で保存療法を選択すると約6〜7週間ギプス固定になり松葉杖での生活になります。
手術療法が断裂したアキレス腱を縫合し、その後2〜3週間ギプス固定になります。
スポーツへの復帰期間に差はないと言われています。メリット・デメリットを考えた上で判断しましょう。