以前から冬場になると「免疫力を高くしよう」とよく言われます。
免疫を高くすると良いという事は、何となく分かっているけれど、免疫が低下すると何がおきてくるのか説明出来ないなと思っている方もいるのではないでしょうか。実際に免疫が低下してしまうと感染症・食中毒・肌の炎症を起こしやすくなったり、ガンになる確率もあがります。また、体内に存在している常在菌が普段は悪影響がない無症状ですが免疫が低下すると悪さし始めます。
ここからは免疫の役目や簡単な仕組みを解説します。
免疫とは人の体に侵入してきた細菌やウイルス、病原体など(異物)から体を守る働きをする機能をさします。
免疫には自然免疫と獲得免疫の2種類があります。
自然免疫はもともと体の中に存在している細胞になります。細胞の種類は樹状細胞・マクロファージ・好中球・NK細胞などがあり、体に侵入してきた異物をも攻撃してくれます。
獲得免疫は自然免疫で対応しきれなかった異物に対して攻撃してくれます。細胞の種類は、T細胞・B細胞・リンパ球などになります。そして、過去に攻撃した事のある異物に対しては素早く反応し攻撃しますが、初めての異物に対しては攻撃の反応が遅くなります。
では、免疫力を高める為にとるべき行動を紹介していきます。
□ストレスをためない
自分にとって嫌な事や辛い事がある時に物の見方の視点をかえたり、誰かに相談したり、1人で悩みを抱えこまない事が重要になってきます。
□適度な運動
運動強度を計算する方法があります。まず最大心拍数を求めます。「220-年齢」運動強度は0.6or0.5いいと思います次の式に当てはめて計算していきます。(最大心拍数-安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数=目標心拍数 になります。適度な運動の目安のひとつになります。
□質の高い睡眠
寝つきがよくてぐっすり眠れる状態。
□栄養バランスの良い食事
五体栄養素を意識して三色食品群・6つの基礎食品群で足りないもの補っていく