一次性頭痛について

だれでも頭が痛いって感じたことはあると思います。

天気が崩れる前・風邪をひいた時など様々な場面があります。

たいていていは「いつもの頭痛」ですみます。

これはどんなにつらい痛みでも経験から判断できることです。

いつもの頭痛ですむ場合とすまない場合があるので頭痛の知識を整理しましょう。

頭痛を大きく分けると一次性頭痛と二次性頭痛になります。

ここでは一次性頭痛について解説します。

一次性頭痛は、特定の疾患が原因ではなく、頭痛そのものが主な症状となるタイプです。

緊張型頭痛

特徴  最も一般的な頭痛で、頭全体や後頭部、首筋が締め付けられるように痛む。

軽度から中程度の痛みが特徴で、吐き気や光・音過敏は通常伴わない。

ストレスや疲労、姿勢の悪さが主な原因。

□タイミング 長時間のデスクワーク・スマートフォンやパソコンの使用・睡眠不足・精神的ストレスが溜まったときに発生しやすい。

特に、夕方や仕事の後、首や肩のこりが強まるタイミングで悪化する。女性では月経前後にも起こりやすい。

□対処法 休息・ストレッチ・マッサージ・ストレス管理が有効。

市販の鎮痛薬(イブプロフェンなど)も一時的な緩和に役立つ。

片頭痛

□特徴 頭の片側(両側の場合も)がズキズキと脈打つように痛む。

吐き気・嘔吐・光や音への過敏を伴うことが多い。2

0~40代の女性に多く、遺伝的要因も関与する。

誘発要因にはストレス・睡眠不足・特定の食べ物(チョコレート、赤ワイン)・天候の変化などがある。

□タイミング 月経周期(特に月経前後)・睡眠過多・不足・気圧の変化(低気圧や台風時)・空腹時・強い光や騒音にさらされた後などに起こりやすい。

発作は数時間から3日程度続く。発作前に視野にキラキラした光(閃輝暗点)が見える「前兆」を伴う場合もある。

□対処法 暗い静かな場所で休息し、冷やしたタオルで頭を冷やす。

トリプタン系薬剤が効果的だが、医師の診断が必要。予防には生活リズムの安定や誘発要因の回避が重要。

群発頭痛

□特徴 非常に激しい痛みが目の周囲や片側の頭部に集中し、15分~3時間続く。

目の充血、涙、鼻水を伴う。

男性に多く、20~40代で発症しやすい。アルコールや喫煙が誘発要因。

□タイミング 特定の季節(春や秋)や時間帯(特に夜間や早朝)に繰り返し発生し、数週間~数か月の「群発期」を経て消失する。飲酒や気圧変化が引き金になることもある。

□対処法 発作時は高濃度酸素吸入やトリプタン注射が有効。

予防薬としてカルシウム拮抗薬などが使われる。

専門医の受診が必須になります。

 

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